【所得税・住民税】収入と所得の違いについて
税の世界では収入と所得の意味が異なります。
税金を計算するためには、収入を所得に変換して計算する必要があるためです。
では、その意味について確認していきましょう。
収入とは
1月から12月までに得た給与の総額や事業の売上を指します。
会社員の方であれば、月々の給与とボーナスを合わせた額が収入にあたります。
源泉徴収票の欄でいうと赤枠の部分が給与収入になります。
個人事業主の方であれば、1年間の売上が収入にあたり事業収入になります。
所得とは
収入から必要経費を差し引いた額が所得になります。
会社員の場合は、必要経費の代わりに給与所得控除を引いた額が所得になります。
給与収入-給与所得控除=給与所得
源泉徴収票の欄でいうと赤枠の部分が給与所得になります。
個人事業主の場合は、売上から必要経費を引いた額が所得になります。
事業収入-必要経費=事業所得
おわりに
今回は、収入と所得の違いについてまとめてみました。
皆さんの参考になればうれしいです。
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